私の毎朝の日課は、二代目とのランニングです。
家を出たとたんに、二手に分かれそれぞれのコースを
私は歩き、彼は走って進み、上賀茂神社の鳥居の前で会い、
一緒にお参りをするので、
正確に言うと、私にとってはウォーキングです。
この時期、朝の賀茂川は、彼岸花が本当に燃えているかのように咲き、
カモの親子がかわいらしく泳ぎ、どこからともなく金木犀の香りが。
京都に住む贅沢を堪能させて頂いているなぁ、と感じます。
この夏、ランニング中に、二代目は賀茂川で泳ぐ鯉に、恋をしました。
賀茂川の橋の下には、鯉が数十匹、群れをなして暮らしているのです。
来る日も来る日も橋の上から鯉たちを見つめ続け、見るだけでは満足できなくなった
彼はある日、
『パンを用意して』
・・・夢は、鯉たちをみんな丸く丸く大きくすることだそうです。
賀茂川が雨で増水し、鯉たちに会えない日の、落胆した彼の後ろ姿は、
見ていてこちらが切なくなるほどです。
<パンを投げると、鯉たちが勢いよく食べにきます。映っていませんが・・>
この秋の碧の新作は、
そんな鯉への熱い想いを込めて描く、
鯉をモチーフにした作品もたくさん登場します。
近日中にホームページにUP予定です。
どうぞ、お楽しみに!!
[1回]
PR